1998.5.7発信
Portland by Sugai


”おれごん” たより




日本の皆様長らく御無沙汰しております。お元気でしょうか
私達もオレゴンに来て4ケ月たちました、前回渡米の経験があるとは言えアメリカは
広いので州が変われば又色々と変わることが多く、新しい経験をしております。
冬からの長い雨の時期も終わり、晴れてとても住みやすい季節になってきました。
外に出る機会も多くなってきましたのでオレゴンがどんな所かを知り、その中で私たちが
どのような生活をしているか、私たちの見たオレゴンのほんの一部ではありますが
皆さんにお送りしたいと思っております。

オレゴンの概要

25万1,400平方キロメートル これは日本の面積の約7割です、そして7割が森林です。

人口:318万人
うち日本人約6,000名 面積と人口比を、日本と比べるとオレゴンの自然がどれだけ
多いかわかります。
日本の本州、九州の中に名古屋の人達が住んでいる感じです。


地形・気候
太平洋側に位置しておりカリフォルニア州の北になりなす。
州の南北にカスケード山脈が通っているのでそれを境に西部(海側)と東部(大陸側)に
分かれ西部は雨が良く降り緑の多い所で、東部は乾燥し平坦な所です。
私たちの住んでいる西部は太平洋から暖かい湿った空気がカスケード山脈にぶつかり
雨と穏やかな気候をもたらし、気温は夏場でも27℃、冬も氷点下に成ることは余りなく
雪が降るのは平均年5日間程度だそうです。
冬に雨が多く湿度があり、夏は雨が少なく乾燥しているので住みやすいようです。
家にはクーラーは必要ないみたいで扇風機を使う程度の様です。

交通
ポートランド国際空港はアジアからの便が入り、日本からはデルタ航空が名古屋と成田から
毎日直行便を運行しています。
又ポートランドは海から160キロも離れているにもかかわらず、全米でも屈指の港湾都市として
貨物量を誇り、特に自動車の輸出入では全米のトップクラスに位置します。

産業
農業、林業、木材加工等が中心だったが近年では電子・電気機器、旅行産業が盛んで経済を
支えています。
ハイテク産業は急成長を続けて、1,100もの企業がポートランド近郊都市に進出してきています。
その背景には安価な光熱費、豊富な水資源、高い技術を持った労働力、充実した交通網などが
あるからです。
日本の企業は富士通、東芝セラミック、シャープ、京セラ、コマツなどハイテク産業の他、三井
三菱、住友,伊藤忠、丸紅などの商社、竹中、清水、大成等の建設その他食品、医薬品
機械製造、運輸、サービス等約140社位あるそうです。

オレゴンから愛
オレゴンから愛の映画のロケ地へ行ってきました、私たちが住んでいる所から車で片道4時間
位行った所のマドラスとゆう小さな町です。町の中に映画で見た場所があり、又中心になる家は
廻りが何もない所にポツンと一軒だけ建っていました。
今は先生が住んでいるとかで、中へは入れませんでしたが、記念写真などとって来ました。
道中の景色は森林から砂漠へと段階をふんで移り変わる様や、雪景色、大草原が見られたり
して、すばらしいツアーでした。 "from oregon with love"



生活情報
私はオレゴンの運転免許を取るのに学科は一度でパスしましたが、実技で二回落ちて三回目
にパスしました。一回目は反対車線を走り、二回目はスピードオーバーでした。
オレゴン住人はオレゴンドライバーズ・ライセンスが必要なのです。
お米10キロ:約3,000円
りんご一個:約50円
ステーキ一枚:約500円
たまご12個:約170円
時差;日本より16時間遅い