はじめまして、 '82年度建築学科卒業の浅野と申します。

 

昨年から、 ESSOB会でE-Mailによる情報交換を始めたと聞き参加する事になりました。

私は、 '84年に大成建設に就職し、東京、九州で現場勤務後、米国に渡りました。米国滞在は4年半になりましたが、最初の一年半を北東部のUniversity of Michiganの大学院で経営学とプロジェクトマネジマントを学び、社命でカリフォルニア州ロングビーチ市に本部を置く大成アメリカに移りました。また、昨年から今年にかけてはフィリピンで半導体工場の建設工事に従事し、現在、横浜で総工費120億の再開発事業建設工事に参画しております。ESSという事で最初に渡米した頃の戸惑い等を話してみます。

 

今はこの不況下で廃止されましたが、 92年末に会社の留学試験に通り、翌々年夏に妻と二人で渡米致しました。現地化が割と早い私ですが、TOEFL600点の英語力が本場米国では如何に無力であるかを知るにはさほど時間を要しませんでした。

 

到着した翌日から、英語の集中講座が始まるまでの一週間でレンタカーを借り、銀行口座を開く。 Social Security Numberの取得、住居の選定、家具のリース、電話・ガス等の申し込み、運転免許試験の受験等など。がむしゃらに前に出るより仕方が無い状況下で数え切れない程の失敗を繰り返し次第に米国の(実はミシガン州AnnArbar市の)習慣がおぼろげなが

らわかってきました。何事も勉強だ、と何の予備知識も与えずに現地にほうり込んでくれた会社には後々感謝することになりました。


 

次回は米国の大学生活をお話します。