あこがれの英国を旅して(その1)

約15年程前より銀婚式の折には、イギリスのタプロコート(ロンドン郊外ヒースロー
国際空港近くのタプローにあるSGI文化センター)に行きたいと思っておりました。
そしてその時期がやってきたとき、その道のアドバイザーである梅田喜代一さんに相談。
「イギリスに行くのだったら、2週間くらいかけゆっくり旅行した方がいいよ。初めての
ヨーロッパであれば、ドイツ・スイスのロマンチック街道あたりがいいのでは?」との
アドバイスを頂き5年前ドイツ・スイス旅行に行きました。
今回は、結婚30年ということで、英国10日間の旅(8/3-8/12)に行くことにしました。
セントレア(名古屋の海上空港)発と成田発では、10万円の差があることを知り成田発で。
直前にロンドン地下鉄での同時爆破テロ発生もあり、2割の方がキャンセル。なんとか催
行人数に達し出発できることに。
セントレアを出て約24時間かけて、ロンドン経由でスコットランドのエジンバラに到着。
北から南へ、湖水地方、ビートルズのリバプール、コッツウォルズ地方、ロンドンへのコ
ースを大型バスで16人のゆったりした旅です。5日間でエジンバラからロンドンまでの
移動。途中の景色は、どこも同じで緑の丘と羊、やぎと牛。ロンドンや中規模都市の街な
かを除けばほとんどが牧草地という、のどかな農業国です。4つのエリアからなる国で、
スコットランドの紙幣は、イングランドで使えないかもしれないとの事で、またびっくり。
建物は、レンガ造りの古い同じ様式のものばかり、ロンドンに入ってもこれが続きました。
この国には、近代的なビル、建物はないのではないかと思いました。
ロンドン市内に入ると、近代的なビルがちらほら。国の政策で少しずつ新しい近代的な建
物ができ始めてきております。
ここでは、法律による古い建物を保存するという規制が非常にきびしいです。
ロンドンの中心街では、古い建物の壁だけを残し、その壁を使用して新しいビルを建設
するという大変な工事を見かけました。国の全ての建物が法律で保存を義務づけている
様に感じました。宣伝の為の看板等は、全くと言っていいほど見かけませんでした。
また、道路のガードレール等もほとんどありません。ここでは、全てが自己責任だそうです。
車は、ほとんどが小型乗用車でそれ以外のクラスの車はほとんど見かけませんでした。
全体的には、自然と人間がうまく共存しているすばらしい国だなと思いました。