中 国 旅 行 記
 
                            42E   山本 勝博
 
 この度、会社30年勤続で金一封と休暇をいただき中国の上海と蘇洲へ行ってきましたので簡単に報告をいたします。
 この3月3日から6日までの3泊4日の旅でありました。   3日の昼に名古屋空港を発ち2時半ごろ約2時間ぐらい(日本との時差1時間)で上海 に着きマイクロバスで市内観光に入り龍華寺、豫園と行きました。龍華寺は呉の時代の建立といわれますが、現在の建物は清の時代に再建されたもので天主殿には弥勒菩薩を はじめ四天王などたくさんの仏像があります。豫園は「都市の中にある山水」と呼ばれる名園だけあって風化して穴のたくさん開いた石とか、塀の上には龍が泳いでいるように造られていたり、通路の窓には鶴とかが彫刻されていたり、あちこちに中国独特の東屋が見られ歴史を感じさせてくれます。また池の中心に浮かぶ湖心亭の茶館では、数十種のお茶が楽しめます。隣接する豫園商場には下町情緒いっぱいの店でひしめいています。夜はネオンがとはいっても屋根の輪郭に豆球がついたり、湖面に造った大きな魚のに中にライトをつけたりして大変きらびやかです。私達は夕食をこの近くの老舗「緑波廊」で上海名物点心を食べ一路ホテルへむかいました。
 ホテルは3泊とも同じホテルです。まだ新しく大変広い部屋でゆっくりとくつろぐことができました。ホテルは黄浦江の沿岸にあり対岸の夜景は見事でした。対岸は「外灘」といい石造りの洋館が立ち並びこのヨーロッパ風の建物は何の違和感もなく上海の象徴となっているようです。広々とした遊歩道があり人気のスポットなっているようです。
 4日はマイクロバスで蘇洲へ行きました。高速を走って2時間弱です。乗ったバスは日本製で日本では廃車になってどこにも走ってないような車でした。走っている車はどれも古い古い車ばかりで途中エンコしている車をよく見かけました。蘇洲は虎に見える丘ということでなずけられたという「虎丘」、「寒山寺」、「拙政園」へ行きました。虎丘には東洋の「ピサ斜塔」といわれる15度傾いた雲巌寺塔があります。高さ47.5メートル 宋代(961年)に建立されたものです。寒山寺には日本から明治時代に贈られたという鐘があり大晦日にこの鐘をひとつつくと10年若がえるとの言い伝えがあります。蘇洲は「東洋のベニス」といわれるように水路とか池が多く拙政園は中国四大名園のひとつで大変広く大きな池があり夏には蓮の花がとてもきれいだそうです。
 5日は自由行動の日で私は上海市内を散策しました。先ずはホテルの近くにあるテレビ塔「東方明珠」高さ468メートルあり上海のシンボルとなっています。次に渡し舟に乗って対岸に渡り外灘界隈を散策し大規模百貨店や専門店に加えヤングカジュアル・フアッションのショップの多い人気のスポットである東西に伸びる南京路を散策しました。途中人民広場に出てその中にある上海博物館に入りました。大変に素晴らしい建物で、石仏、印鑑、掛軸,古銭,陶器、家具、民族衣装等中国何千年という歴史を感じさせてくれました。
 小腹が減りましたのでラーメンを食べに近くの食堂に入りました。注文ですがメニュウを見てわかる字が肉ぐらいしかなく、その麺ということで注文したら肉入りラーメンが出てきてほっとしましたが辛くて全部は食べれませんでした。お代は8元 日本円で120円でした。それから陶器で有名な景徳鎮で花瓶、急須を買い伊勢丹でも土産を買いそこから北にある玉仏寺にタクシーで行きました。初乗り運賃だけで行け、ちなみに10元 150円でした。玉仏寺は1882年に建立され上海で最も参詣客が多い禅寺です。ミャンマーから贈られた仏像が安置されてあります。そこから歩いて上海駅へ行きました。駅前は工事中であり駅には人の多さに圧倒されました。大きな手荷物を持ちどこかへ出稼ぎに行くような光景でした。駅前で夕食をとろうとレストランにはいりました。ここはメニューと壁に電光掲示板に写真があり助かりました。定食をとりましたがやはり辛く量も多くて食べきれませんでした。すぐ近くに日系のジャスコがあり少し買い物をしてからタクシーでホテルヘ戻りました。
 6日は帰るのみで6時に朝食を取り名古屋空港へ11時40分に到着しました。
 
 ここで少し中国の交通事情についてお話をしておきます。
道路は自転車や歩行者が多く信号無視で横断をするのでびっくりしました。とても日本では考えられない状況です。車も直進優先もなく右折は結構無視しています。(中国は右側通行です。)道路横断をするときは横断歩道もないので車は止まってくれません。小走りで車や自転車の間をかいくぐっていかねばなりません。命がけで渡らねばなりません。
 
以上
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山本勝博  42E
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