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OBOG会親睦台湾旅行
Report 1

平成22年3月13日

はじめに、このたびの台湾旅行は、かつてノリタケチャイナの台湾支社長として
長期間この地に滞在しておられた水野氏のお骨折りにより実現いたしました。
参加者全員が絶賛した企画の素晴らしさも然ることながらわがままな私達参加
者のとりまとめにはとりわけご苦労をお掛けしたことに深い敬意と感謝の念を
表します。

さて2月26日、
全員が顔を会わせたのは機内の席に着いてからのことでした。
セントレア出発午前10時この日の便は満席でもまだ見ていない顔が一名ありました。
それは上海から遣って来るはずの山口氏です。
彼は中国の如東で会社を営んでいます。

私たちの航空機は台北へ現地時間12時25分到着予定、上海からの便は12時55分到着
なので入国口で30分ほど待ち合わせることになっていました。
長い現地生活で中国人に成りきっているかと待ち構えていたところ彼は昔のままの
姿で現われ難なく見付けることが出来ました。

これで12名全員が揃いました。
参加者は幹事役の水野氏を始め、渡辺夫妻、稲垣氏、須貝氏、神野夫妻、山口氏、
石垣氏、重永氏、金今氏、そして私、梅田です。

ちなみに台湾の標準時刻は日本より1時間遅れです。
あの広大な中国本土も全て同じ時刻だそうです。
アメリカやカナダなどでは5つ以上も標準時間帯があるのに中国は一つだという
意思表示なのでしょうか。

台北国際空港を出ると2台のハイヤーが待機していました。
それに、さすが水野氏、チャンと美人のガイドさんも手配済みでした。
彼女は謝(シェー)さんという名前だそうです。

2台にそれぞれ分乗して最初に向ったのは故宮博物館でした。
ここでの案内は、ひとりひとり日本語の音声ガイド機持ちながら興味ある展示物の
前へ来ると水野氏が親機を操作して皆がその説明を聴けるようにするというおもし
ろいシステムでした。

この博物館に展示されている宝物は
1949年に国民政府軍が中国本土から持ち込んだもので現在、北京の故宮に残って
いるものよりも良い物が沢山あると聞いています。
翠玉白菜や肉形石などの彫刻芸術品には目を見張りました。

夕食は北平陶然亭という北京料理の店です。
北京ダックのほか普段食べなれない豪華な料理が次々と並べられていきました。

しかしながら、このとき私はアルコールにより体調を崩して皆様には大変
ご迷惑をお掛けしてしまいました。

次の予定であるタイペイ・アイでの京劇観賞には正直あまり気乗りがしませんでした。
京劇は北京で一度観たことがありますがあのしんみりとした雰囲気はそのときの体調に
合わないような感じだったからです。

ところが、演技が始まると状況は一変しました。
折しも台湾では旧正月の松の内のあたり特別な催しが行なわれていたのです。
日本の獅子舞にも似通った今年の干支である寅の舞が演じられました。

寅は二人が一体となり段違いの高い柱の上をコミカルに跳びまわります。
手に汗握る巧妙なアクロバット演技がそれまでの重い心持から爽快な気分へと私を
導いてくれました。

休憩時間にはワタアメなどが振舞われ、観劇の最後には、節分の豆まきを思わせるような、
演技者たちが飴を観客にばら撒まいて春節の雰囲気を盛り上げます。
この飴を舐めると、きっと今年は幸運に恵まれるということなのでしょう。

そして更に私を力付けたのは劇場の近くにある足つぼマッサージの店に行って体をほぐして
もらったことです。

心身共にすっかり軽くなってホテルに戻りその晩はぐっすりと眠ることができました。


  

  

  

 

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