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OBOG会親睦台湾旅行
Report 4

平成22年5月28日
2月28日、その日は元嘗節(げんしょうせつ)でした。
元嘗節とは新年初の十五夜、つまり旧暦で1月15日になる宵で、
日本での小正月にあたり台湾ではいろんなイベントが繰り広げられるそうです。

タクシーで私たちが国父記念館に乗り付けると、記念館前の広場では元嘗節での催し
ランタンフェスティバルの飾り付けがされていました。
ランタンフェスティバル(燈會)というのは一年最初の満月の夜に空を飛び交う精霊
を見るため、提灯に灯を入れていたのがはじまりと言われ、後に趣向を凝らしたラン
タンを飾って旧正月を祝ってきたようです。
イベント会場の中心には巨大なメインランタンが設置されるほか、国内外の伝統芸能
の披露をはじめ、美味しい屋台なども多数登場すると聞きます。
日本での正月はどちらかといえば静かに過ごすものですが、こちらは派手で活気が
あってわくわくしますね。

入口で配布されたペーパークラフトは、組み立てると幸福虎のミニランタンが出来
上がります。
色が変化しながら点滅するLEDも付いていて、これを内側に取り着けて暗いところで
見るとたいへん綺麗です。
夜に催されるランタンフェスティバルにはこれを下げて行列に参加するのだそうです。
しかし残念ながら私たちはこの日に帰国することになっていました。

ところで、国父記念館は中国建国の父といわれる孫文、その人物の功績がここに
納められています。
私たちは館内の展示物をじっくりと見学しました。
激動の辛亥革命の時代を生き、三民主義を打ち立てた孫文の国府軍は中国共産党とも
戦った相手ではありますが、今日では中国本土でも評価されているようで彼の書籍は
中国の書店で見ることができるのです。

国父記念館を出て、ランタンフェスティバルが行なわれる会場を抜け道路を渡って
市庁舎の前を通り過ぎると超高層ビルが目前に迫ります。
中国の宝塔あるいは竹の節をイメージしてデザインされたというブルーの全面ガラス
張りの近代建築です。
「台北101」は地上101階あることからこの名前が付けられたようです。

世界一高いビルといえば、かつてはエンパイヤステートビルが君臨していましたが、
最近は次々に競い合って超高層ビルが建てられています。
台北101も2004年に竣工されたときには509.2mで世界一の座を得ましたが、
それもつかの間、2007年ドバイに建設されたブルジュ・ハリファにその座を奪われて
しまいました。

5階へ上がりそこで手荷物を預けて、展望台のある89階まで高速エレベーターで一気に
昇ります。
展望台からは、晴れ上がった天候に恵まれ、眼下に広がる台北の街を遠くまできれいに
見渡すことができました。
テラスに出ると、地上では殆んど感じられなかった風にいきなり煽られました。
展望台の中央には、地震や台風による揺らぎを吸収するために吊り下げられている、
巨大な金色のタンブラーが観られます。

台北101の見学のあとは一旦ホテルへ戻って、昼食前に上海料理小龍包が美味しい
というこの近くの京鼎小館で軽く食事をしました。

中国へ戻る山口氏はフライトの都合で一足先に出発せねばならず
ここで皆とお別れすることになりました。

改めて昼食は梅花廰で香港飲茶などを楽しみました。
そこへ謝さんが私たちにお別れを言うためにやって来ました。
謝さんは、機内で食べられるよう果物の皮をむいて、私達それぞれにポリ袋に入れた
ものを用意してくれていました。

そして8名は午後の便で日本へ帰ることになりますが
稲垣氏、須貝氏、水野氏はもう一日残って、
翌日3月1日にゴルフコンペをする予定になっていました。

3人と別れた私たちは、HISの送迎バスで、他の団体旅行者らと一緒に空港へと向いました。
途中お土産の買い物に、エバーリッチDFS(ショピング)へ立ち寄りました。
だが、なによりも楽しかった思い出こそが私たちにとっての最高のおみやげでしょう。

水野さん本当にありがとうございました。
それから、謝さんにも謝謝!

さて、こんどはどこを旅行することになるのかな?
今回参加できなかった方も次の機会には是非ご一緒しましょう。




  

  

  

  

  

 

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