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OBOG会親睦ベトナム旅行(1)
Report 1

平成24年3月10日
2年前の台湾旅行に続いて
今回は3月10日から13日までベトナム旅行をすることになりました。

参加者は10名、セントレアから旅が始まります。
春の行楽シーズンにはまだ少し早いようで空港は比較的すいていました。
搭乗手続きも殆んど並ぶこともなくスムーズに終わり
10時55分発のベトナム航空に乗り込みハノイへと出発しました。

フライト時間は行きが5時間半、帰りが4時間半となります。
偏西風と呼ばれるジェット気流の影響で1時間の差が生じるわけです。
余談ですが、この気流に乗ればハノイから名古屋まで
推進力を使わなくても50時間で遣って来られることになりますね。
理数系の皆さんはこんな数学が得意でしょう。

さて、ハノイ空港到着は現地時間で14時30分、
時差は2時間遅れ、天候曇り、
気温19度と南国にしては思いのほか肌寒い状況でした。

こぢんまりとした空港で、バゲージクレームが一機だけしか作動しておらず
荷物を採るのに相当時間が掛かりました。
でも2年後にはもっと大きな国際線ターミナルが完成するそうです。

搭乗口を出るとHISの旗を持った男性ガイドさんが待ち構えていました。
名をカーさんと言い、ベトナムは元来漢字圏ですので
「川」か「河」の字が当てはまるそうです。
彼は四十過ぎのベトナム人でした。

ところで、ベトナムの国花が何かご存知でしょうか?
以前、ベトナム人たちに日本語を教えていたとき
私が日本のお年玉などの風習を紹介していろいろな種類の熨斗袋を見せると
慶弔時の袋に蓮の華のデザインがあるのに
彼らが大変興味を示したので
「これは仏教で天国の花ですよ。」と説明すると納得していました。
しかしながら彼らの関心はこれがベトナムの国花であったことに
ガイドさんの説明で、私はそのとき気付きました。
そういえばベトナム航空のマークもGolden Lotusですね。

私たちは中型のバスに乗ってホテルへ向かいました。
乗客はガイドさんを含めて11人ですので
ゆったりと座席を占めることができます。

ベトナムのインフラ整備はまだこれからで高速道路もありませんが
空港からハノイ都心に繋がる1時間足らずの
ホテルまでの道路は比較的整ったものでした。
とは言うものの、道路脇を逆送してくる自転車やバイクが跡を絶ちません。

宿泊はハノイ市の中心部に位置する日航ホテルとあって
客の殆どが日本人のようでした。
ホテルの窓からは市街がよく見渡せました。
3年前、私が来たときに比べると高層ビルが随分増えたように思います。
目に見えて年々発展するベトナムの将来が楽しみです。

その日のメイン観光は水上人形劇の観賞。
ホテルで2時間ほど休憩した後
7時からの水上劇を観るため私たちは劇場へ出掛けました。

水上人形劇は千年も前から祭りで農民が水田を使って行われていたそうです。
マリオネットが上から糸を吊って操るように
水上劇は水中に竿を通して背後から人形を操作するわけです。
舞台脇で演奏者が民族楽器を奏でたり歌ったりしながら
水が張られた中央の舞台で
民話に基づき十話ほどの演目が人形を使って演じられます。

それぞれのストーリーはよく解りませんが
人形の表情や動きが非常にコミカルで観ているだけで楽しくて
またどこかノスタルジックなものを感じました。
ガイドさんが言っていました。
「水上劇は水田文化のシンボルです。」
やはり日本文化と通じるものがあるのでしょう。



  

  

  

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