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OBOG会親睦ベトナム旅行(5)
Report 5

平成24年3月10日
ベトナム旅行3日目は、いよいよハイライトのハロン湾の観光です。

この日は月曜日だったので
道路には通勤者風のバイクがいっぱい
先を争うように走っていました。

ハノイ市内から
準高速道を空港とは逆の方向へ走りました。
道路のガードレール脇では
果樹園で採れた果物を並べて販売する人々があちこちに見られました。

30分ほど走るとホン川(紅河)という大きな川に出合います。
ODAによる日本の経済援助でこの橋も造られたのだとか。
川岸には藁葺の東屋も見られますが
そこで釣りをするのでしょうか。

この堤を先へ行ったところです。
私たちがハロンへ向かう前に
立ち寄ったのはバッチャン村でした。
バッチャン村といっても
おばあちゃんばかりが住んでいるわけではありません。
伝統的な焼き物の村なのです。

焼き物工場では、ばっちゃんではなく若い女性が
絵付けをしたり陶器の製造工程に携わったりしていました。

そもそもバッチャンの陶器作りは
この村が主にレンガ作りをしてきたことが始まりで
ここで生産されたレンガが
フエやハノイの王宮でも使われていたそうです。

壺や椀は一般的なろくろ製法でも作られていますが
ここの陶器の特徴は分割石膏型による
モールディング製法というものです。
素朴な出来上がりが持ち味で
特に明朝時代の中国の陶器に影響を受けています。

表面には幾筋もの貫入(かんにゅう)が入り
赤や青で彩色されたベトナムを代表するバッチャン焼は
ベトナムお土産の定番とも言われています。

バッチャン焼はその昔、安南焼とも呼ばれ
日本の茶人らが好んで使ったそうです。
現在では、昔ながらの方法で窯に陶器を積み上げて
泥炭を燃料に焼いて作る人は
非常に少なくなったということです。

村中は大変静かで、
我々学生時代の土岐か瑞浪を
彷彿させるような雰囲気でしたね。

村の傍には、テーマパークを思わせるスタイルの
きれいに整備された公園がありました。
ノリタケの森を少し真似たのでしょうか?
ここでもバッチャン焼のお土産品などが売られていました。

私たちがその公園で一緒に写真を撮っていると
「シャッター押しましょうか?」
と流暢な日本語で声をかけてきました。
この国では日本語の話せる若い人に頻繁に出会いますが
どうやら他のツアーのガイドさんだったようです。

バッチャン村の辺りには
豪華な邸宅が立ち並んでいました。
ベトナムもドイモイ政策のおかげで急速に発展しています。
しかしその一方では
やはり格差社会の問題も発生しているようです。





 

バッチャン村の陶芸工場
 
 
 
 
 


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